食欲のメカニズムについて
2022/09/23
せんげん台のリラクゼーションサロン「ぽんてアロマサロン」
食欲のメカニズムについて
食料を摂取したいという欲、おなかが空いたという自覚の根本に食欲があります。食欲とはほとんどの生物が持ち合わせている欲求であり、生命維持に必要な栄養を摂取するために存在します。消化器官と脳で食欲の程度はコントロールされています。食欲の調整障害は、拒食症や肥満をもたらすことがありますし、体内時計も食欲に影響を与えるといわれています。生存に欠かせない一次的欲求として、睡眠や渇水の他に食欲があります。体内の栄養成分が不足するなどにより、脳の視床下部から食欲に関する情報が体内に発信されるようです。食欲の因子として重要なのは味覚です。味覚が介在するかどうかで、生理的に同じ飢餓状態でも食物の摂取量が異なってきます。チューブで流動食を胃袋に流し込んでいるという場合は、口からものを食べるという時より食欲が落ちるといいます。現代人は一般的に1日2回~3回の食事を摂っていますが、食欲はこの回数や時間によっても作られており、好みだけでなく習慣も関わっています。食欲が十分に満たされているかどうかで、人間の精神状態は大きな影響を受けているといいます。満腹時には精神的にも充足しやすく、食欲が満たされないとうつ状態や攻撃的になることがあるようです。不安感や恐怖感があるときには食欲が減退します。断食をすると空腹感は数日間で頂点に達しますが、それ以降は、食欲のない状態になることもあります。様々な要因が食欲には密接に繋がっていると言われています。